25.6.11

国保は保険料負担、給付などの在り方について市町村単位ではやってはいけないので、府県単位に切り替えるべきだと、いう議論が高まりつつあるように見える。

たしかに、国保を大小の差があり過ぎる市町村単位にしておくことは、保険財政上妥当ではない。府県単位の方が基盤が広くなるだけ、運営の弾力性も増し全体として楽になると思う。

近頃、地方自治の強化を唱えられてひさしい。自治の度を増すについて、団体間に差が生じてくることは、止むをえない、と覚悟をしなければならないではないか。そこを何も彼も平等に持って行こうとしてもムリと思わなければならない。

私は、望ましいことではないが、地方自治をとことん強く進めて行けば、そうなると思う。

税金の高いところに住みたくなければ、最後は脱け出すしかないだろう。非情の言い方のようだが、そういうものではないか。

大きく言えば、国全体の行政水準の画一、公平さを選ぶのか、地方自治強化による団体間の格差を受忍するか、の選択の問題であるような、気がする。