25・5・19

 司馬さんのものは「街道を行く」は無論、殆んど全部読んだと思っていたが、偶然手にしたこの巻には読んだ印がついていなかった。

 高島嘉兵衛の生い立ちの記である。よく調べてドキュメントとしても立派なものだと思う。もっとも事実関係については、私はよくは知らない。続いて後を読みたい。全部で六巻。

 高島嘉兵衛の名は港ヨコハマの住人の一人、私も良く知っている。高島町があり、高島町の駅もある。

 どういう歴史がこの菜の花の高島との間にあるのか詳しいことを一度勉強してみたいと思っている。