25・3・23
自分の電話帳に載っていない場合は、104番にかけて知らせて貰うが、この頃固定電話を持っていても電話帳に載せない人もあるようである。
それはそうとして、104番では丁寧に知らせてくれるが、さて、携帯電話番号は知らせてくれない。電話帳として印刷したものをみたことがないが、何故104番でも知らせてくれないのか。
会社名や氏名を言ったらしらせてくれてもいいではないか。近頃は固定電話を持たない人が少なくない、とくに若い人に多い。知らせてくれない理由は、携帯電話の持主はしよっちゅう異動をして、とても電話帳をつくれないのか、個人情報に関するからダメだと言うのか、わからない。個人情報と言えば、何枚固定電話なら知らせてくれるのか、である。
昔は二言目には個人情報だから、など言うことはなかった。近頃は何でも個人情報だから、何とか言って、回答して貰えない場合が少なくない。
例えば、電話局は104番で尋ねれば、何の何がしの電話はあれば知らせてくれるが、逆にこの電話の人の住所は、と聞いても絶対に返事してくれない。お答えできないことになっていますの一言で片ずけられて了う。おかしいなと思って、とにかく聞いてもダメである。
この頃学校の同窓会の名簿などが作り難くて仕方ないと言う話を聞く。個人情報を理由にして答えてくれない人がいるからだ、という。
ところがである。ある時、インターネットで自分の家の周辺を見ていたら、何と私の家の前に顔を知っている人が歩いている姿が一緒に写っているではないか。家をいぢったりすると、バッチリわかってしまうが、それよりも知人の姿が写っているのには少々ならず驚いた。こりや個人情報がどうこうなんてものではない。昔の探偵の仕事のようである。これでいいのだろうか。
今に携帯電話を持ち歩いている人が、どこにいるか、明らかにわかるようにもなるだろうと聞いた。これでも個人情報云々か、と思った。
そうしても欲しいというので、厚い同窓会名簿の古いのをむしりながらシュレッダーをかけていた。
そんな手間をしながら、個人情報とは、何ぞやということを考えている。
ネットでみると、余計なことが一ばい書いてある、間違っていることも少なくなく、ただ、訂正をするとなると、なかなかうまく行かない。ネットの暴力と言いたい位だ。