「海峡」 25.3.14 伊集院静の海峡の街高木一家の物語り。何でもない、どこにもありそうな街の姿を高木斉次郎なる女郎屋も営む、何人にもわずらわされずに生きる男を中心として描く。すーっと読まされる文章。海峡とは韓半島と日本を繋ぐ海峡である。時は戦後暫らくの間の万事猥雑な、それだけに生き生きと勝手な行動も許された時代の物語りである。 海峡/伊集院 静 ¥1,890 Amazon.co.jp