24・10・26

 政府は景気対策として、日銀に金融緩和をしきりと要請している。妥当なことである。むしろ遅過ぎていると思う。

 然し、大事なことは、民間の金融機関の資金量を豊富にすることよりも、今もっている金融機関の資金を如何に企業が使えるようにするか、ということではないか。

 金融機関が、従らに慎重な融資態度をとり続けている限り、いくら日銀が資金手当をしても、金は流れないし、景気は良くはならない、と思う。

 金融庁の行政指導も問われるところだし、又、検査に臨む姿勢も再検討して貰いたい。到るところで聞く貸し渋りが多くては、馬も駆け出せない。だろうと思う。