24.10.28
イタリアの中部ラクイラで2009年4月、死者309人、被災者6万人以上の大地震が起きた時、その6日前に開かれた政府の高リスク予知予防委員会でその頃公表されていた地震の襲来のネットを否定していた責任を問われて地震の犠牲者遺族に訴えられた七人の科学者に傷害致死罪で禁固六年の実刑が判定された。
ここ、地震国の日本では、地震予知に失敗したからといって実刑判決を受けたら、今後怖くて地震予知など出せない、という声が上がっている。
そりゃ、そうだと思う。
地震の予知については、日本も地震研究所などで真剣に取り組んでいるが、未だ予知については充分に自信を持ちえない、というのが実情ではないか。といって、予知がなくていい、とはならない。
だから、外れてももともとという位の寛容さをもって、地震の可能性があったら、どしどし予知して貰い、外れて地震がなかったら、なくて良かった、ということにする。度々予知が外れてオオカミ少年みたいになっても勘弁して貰う、という位に取り扱ったらいいのではないか、と思う。