十九世紀末チャールズ・ディケンズが著した歴史小説でイギリス文学で代表的な作品であると言われる。
時は、フランス革命時。ロンドンとパリの二都市を舞台にした物語である。
無実の罪で十数年間もパリのバスティーユ監獄に幽閉されていた医師のマネットは救出されてロンドンに移る。弁護士シドニー・カールトンはマネットの娘ルーシーに一目ぼれをする。が、ルーシーの恋していたのは、侯爵の跡取り息子で貴族の身にいや気がさしてイギリスに亡命していたチャールズ。ダーニーと名乗る青年であった。シドニーは愛するルーシーのために革命後の混乱で死刑を宣告されたチャールズの身代わりとして断頭台に登る。
悲恋物語である。
私は、父の書棚に埃を被って並んでいたこの本の原書をよく思い出す。本は戦災で失われたまま読む暇もなかったが、やっとDVDで再会した、気持である。わからないところもあったが、いい映画であった。俳優は、イギリス物であるせいか、殆んど知らないのは。少々残念であった。
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