24.9.24
この十七日から全国強制抑留者協会の会長としてモスコウへ出張して来た。モスコウで日ロシンポジウムに出席するためとロシア各省庁の幹部と抑留者の名簿の提出などについて民間団体として要求もし、協議もするためであった。
日ロシンポジウムは二十四回目になるが、毎年この時期にモスコウで開くことにしている。ロシアの人達を東京に招いてシンポジウムを開いていたことも二、三年前まであったが、経費の関係もあって、今は中止している。
ロシア側は東洋学研究所のキリチェンコ氏が取り纏め役をして初めは日ロ関係について詳しい学者が中心であったが、最近では、ロシアの省庁の幹部の人達が出席するようになった。食事も交えながら懇談をすることになって、親善交流の面でもそれなりに効果はあると思っている。