24・6・24
曽根綾子さんの近刊である。このところ私は彼女の著書をかなり多く読んでいる。昨年から20冊近いと思う。
彼女がキリスト教徒で、私はそうでない点を除けば、彼女の考え方に全く同感の上、その文章に少しも抵抗がなく、吸い込まれるように読み通して了うのである。
この1巻も期待に反しないので、少しマンネリズムではないか、という疑念すらあった。
時間をムダにしない。お金を大切にする。働ける限り働く。自分の考え方を大事にする。他人に依存しない。与える喜びを失わない。孤独に耐える。そして、老の矜持を持つ。
彼女の長生とさらなる文章を俟つことや切。