24・6・2
私の地元(鳥取県)の地方紙日本海新聞(5月31日付)を見ていたら、表記の見出しの記事が出ていた。鳥取県の平井知事が提案したと書いている。
1973年(昭和48年1月)に国の基本計画に決定されたというが、これは田中総理の提案の列島改造計画であって、平井知事が出したという新幹線の路線計画とは、どうもほとんどこれと同じである。
高速道路もそうであるが、このような交通網の整備は、日本列島の太平洋側だけではなく、当然日本海側にもやって貰いたい、というのは当り前である。
そこで鉄道については、かつて日本海縦貫高速鉄道建設推進議員連盟が綿貫民輔氏が会長、私どもが副会長として発足をした。
折悪しくバブルの時代は終わって、新幹線の建設自体が尻つぼみとなっていったが、新幹線を高速自動車道と同じように全国に張りめぐらそうという構想自体が無くなったものではない。
今、これらの計画を強力に推し進めるような経済・財政状況でないのは、まことに遺憾であるが、時間をかけても実行に移して行く必要とメリットは充分あると思っている。
世界的な不況と円高に悩まされている日本経済にとって、手に余るような計画かも知れないが、これくらいのことを実現できないではどうするか、という気がしないでもない。