24・3・11
政府は、公務員の13年度の新規採用を〇九年度対比で七割程度に削減する案を提示したという。採用数の大幅圧縮は11年度採用以来3年連続となる。
ちょっと聞くと、これは公務員定数の削減に繫るもののように聞こえるが、そうではなくて、定数削減は別問題なのである。
私はこの方針に反対である。というのは、定数を変えないで、新規採用を少なくしていけば、公務員の年令別構成にゆがみを生ずるばかりでなく、新人の採用を減らすことによって、古い人達の整理が進まなくなり、結局、給与水準の引上げ、耺場の不活性化を来すおそれがあると思われる。
新規採用の中で、いわいるキャリァーの採用数も抑えているようであるが、これも反対である。
キャリァーをいわいる漢送船団方式で一斉に進めて行く必要はないと思っているが、将来幹部にする人間をある程度一般と区別をして育てて行くことは、官民にかかわらず大きな組織に中では、やはり必要ではないか、と思う。