24・3・3
曽根綾子さんの本を去年10冊以上読んだが、このところ又1冊表記の題の文庫本を読んだ。
「どのような形でもよい。自分を持つことなのである。その自分を素朴に子供にぶつけることなのである。もし教育が可能としたら、それが恐らく教育の、最初にして最後の方法であろうと思われる」と帯に記されている。
彼女のいうことに共鳴できる点が多い。
彼女の本を拡げる度に、何はせよ志を失わずに、他人のことは余り気にしないで(といって世間のことを無視するのではない)生きていくことが何よりも大事だと思って、自分の道を歩くことに勇気づけられる思いである。