24.02.09
成魚に育つ確率が2000万分の1以下とされる最高級魚、クロマグロを卵から人工で育てる完全養殖の事業化に向けた取り組みが広がっている。天然資源の漁獲規制が強まり価格が上昇する中で、将来の稼ぎ頭として大手水産会社や商社が参入している。水産庁も国家プロジェクトとして力を入れ始めた。(以上2月9日付日経朝刊)
クロマグロの国内消費2万5千トンのうち約7割は畜養であるが、今は人工ふ化によるクロマグロの完全養殖が3年前から民間企業で成功している。クロマグロの漁獲規制が更に厳しくなると予想されるだけに、完全養殖の事業の拡大が望まれる。