24.1.29

このところ石原新党の記事が、新聞各紙の1ページ目に踊っている。かつて一時のブームとなった民主党は何と言っても人材不足が露呈して、到るところで大臣が失言を繰り返し、公然と党の要人が首相始め首脳部の批判をするという、一つの政党として体をなしていないか、のような、みっともない姿を曝している一方、自民党も亦谷垣総裁の優良なサラリーマンのようにそつはないが、事を決し、党を引っ張って行くという気迫が感じられず、民主党批判はいいが、自己の政党の進路すら明らかにしえない状態で、まあ簡単に言えば、与野党いずれに対しても国民の感情は白けて行くばかり、という状態のなかから、新党待望論が湧いてきた、というのではないかと思っている。

しかし、新党運動もすることの方向が明示されているわけではない。消費税問題一つをとっても、新党を模索している頭株の人達の意志は必ずしも一致していない。どうなることか。

私も、若ければ、それこそ協力したいと思っているが、その年ではない。期待を籠めて行方を見守って行きたい。