23・11・6

 久しぶり、といって70年ぶりにハリウッド映画「トップ・ハット」を見る。いうまでもなくフレッド・アステアとジンジャー・ロジャースのコンビの映画でしこたま二人の本当に軽やかなタップ・ダンスを見せてくれる。

 この二人の組合せの踊りはただただ楽しめるもので、筋などどうでもいいような気がする。「艦隊を追って」、「有頂天時代」、「踊らん哉」などいろいろある。二人の仲は良くなかったというが、どうして踊りは呼吸ぴったりだった。「トップ・ハット」とは「シルク・ハット」のことで紳士の礼帽である。