23.9.4

前にも書いたが、私は何度でも訴えなければならない問題であると思っている。どうもこの度生まれた新内閣は財政健全化の名のもとに増税路線を進んでいると思えるからである。

歳入の半分以上も国債に頼らざるをえないことも財政健全化が必要なことも充分に知っている積りであるが、今は財源を増税に求めるべき時期ではない、と確く信じている。

今回ある会合で商工会議所の人達とあったら、新内閣に対する経団連の評価について話が出た。どうも新内閣の増税路線をよしとしているのではないか、ということで、会議所は強く反対をしている、という。

財政のいわば赤字たれながしを心配していないのではない。それよりも、今は増税によって国の経済がいよいよデフレ化に進むことを心配しているのである。

デフレの下では借金の返済は出来ない。ここは暫らく眼をつぶってでも、借金で歳出を賄って行く政策をとるべきである。