23・8・17
ジュリアン・デュヴィヴィエ監督、ジャン・ギャバン主演のフランス・トービスの戦前の映画である。学生時代の印象が深くてDVDをとりよせて観た。
気のあった五人の仲間で買った宝くじで大当たりしたが、その金を分けずにみんなで一緒にレストランをやろうというジャン(ジャン・ギャバン)の発案で仕事が始まったが、仲間の一人にグラマーな女房が現れた頃から固い筈の友情にひびが入ってレストランの開店が次第に怪しくなってくると言う、アン・ハピーエンドに人生というものをしみじみと感じさせるディヴィヴィエらしい余韻の残る作品である。
これは戦前観た時ほど感激しなかったのはどういうわけか、いい映画だとは思ったが。字幕にドイツ語が入っていたりするのは、どういうわけか。フィルムがそちらの方を回って来たのかも知れない。