23・6・19
児玉和夫の著書である。映画会社の宣伝部、出版会社の編集部などに勤務し、映画評論の著者も多く、日本映画ペンクラブ名誉会員でもある。
この本は専ら表題の示すように1860年代から1930年代生れにわたる、それこそ懐かしの外国の映画女優101人についての彼個人の評価である。
著者は私とほぼ同年の生まれであるから戦前もかなり沢山の映画を見ている。ハリウッド黄金時代でもあった。中学2、3年生の頃、教室で同級生の間で映画雑誌を回し読みしていたことを思い出す。ハリウッド女優と言うと、写真をみるだけでジーンとくるような青春のときめきを感じていた頃である。
この本は、その頃を思い出させる。ちなみに101人のうち、どれだけ名前を知っていたかと数えてみたら47、8人で半分も知っているというか、半分も知っていないというか、であった。
この本は101名を3つに分けて、
1、All times greats,Big7
2、In loving memory (60名)
3、But not forgotten stars(33名)としている。
ちなみにBig7は
Ⅰngrid Bergman Vivien Leigh
Marlene Dietrich Marilyh Monroe
Audrey Hepburn Elizabeth Taylor
Grace Kellyである。
まぁこんな分類に関しては個人の好みもあるから異論の出るところであり、私も一言言ってみたいが、控えておく。
ついでに、私の好みを言えば、101名のなかではイングリット・バーグマン、マレーネ・ディートリッヒ、オードリィ・ヘップバーン、ヴィヴィアン・リー、ジーン・アーリー、ダニエル・ダゥュウ、マルタ・エゲルト、グレタ・ガルポ、バーバラ・スタンウィック、クララ・ボウ、エヴァ・ガドナー、グリア・ガースン、ポーレット・ゴダードなどである。
この101人に入っていない女優で、ミシェリーヌ・フランセ、コリンヌ・リシェール、アンリィ・デュコウ、フランソァ・ロゼー、リリアン・ハーベーなどを挙げたい。
暇人のたわごとぐらいとおぼしめして下さい。それにしても昔の映画には美人が多かったような気がしてならないのは錯覚だろうか。