23・6・15
原発廃止は集団的ヒステリーだと言って石原幹事長は叩かれていたが、一寸表現がまずかったようだ。
何にでも改進的なものが誕生し、成長して行く過程には、いろいろ障碍が伴うものである。だからと言って後退することは長い眼でみて良い結果とはならない。例えば飛行機が出現した時のことを考えても、何度も墜落したり、事故があったりしたが、その失敗を手本として、すばらしい発展を遂げて来た歴史を想起する。BOAC機が富士山で、日航機がモスクワ、三原山、御巣鷹山、全日空機が東京湾、雫石、別府など日本での事故を思い出してもいろいろある。であるからと言って飛行機を止めて了えという声にはならなかったではないか。
例えが適切でないいと言われるかも知れない。事故による被害の程度が段遺いに差があると言われるかもしれないが、およそ文明は数々の失敗を踏み台にして発達してきたものだと言えないだろうか。