23・6・14

 61213日にイタリアで行われた国民投票で原発再開反対派の圧勝が確実となった。ドイツやスイスも原発の廃止を明らかにしている。一方電力の八割を原発に頼っているフランスは原発推進を明らかにしている。

 さて、日本はどうするのか、である。世論は原発反対に傾きつゝあるようであるが、化石燃料資源に恵まれず、ドイツのように石炭も少ない日本に今回の津波による事故があっても軽々に原発廃止など唱えるべきではない、と思う。

 スリーマイルズの時も、チェルノブイリの時も、原発反対の声は異常に高まったと思うが、だからといって、世界的にみて原発廃止とはならず、次第に反対の気分は静まって行ったが、今回も時間が経つにつれて、その声は次第に柔らいでくることを期待する。こういう事故に遭えば、原発の安全性に対する努力は一層髙まって行くと思われるし、又、地球環境の維特改善のためにも原発は必要であると思う。自然エネルギー源も結構であるが、原発に全面的に代替するエネルギー源となりうるだろうか、甚だ疑問である。