23.5.20

 半藤一利の題名の本を読み始める。昭和20815日終戦の大詔の発せられた日のことである。最后の最后まで終戦に抵抗する軍部、とくに陸軍の若手年将校を中心とする動きを史実を追って克明に記している力作である。当時、北朝鮮駐屯の軍司令部の経理将校であった私の知り得ざる事実に改めて刮目している。まことに運命の1日である。陛下の御聖断がなかりせば実現しなかったであろう終戦である。何万、何十万の日本人の貴い生命が救われた御決断であったという。