23・5・9
最近、菊池寛の「話の屑籠と半自叙伝」をぽっぱっ読んでいる。何分541ページもある本なのだし、話の屑籠は日記体で文章も少しづつ切れているから一気というわけにはゆかない。
文体は漢文調で簡潔で好きであるが、それよりもかいていることは作家であり、珍しく実業家肌の氏の言いたいことを書きなぐっているので、面白い、もう60年以上も年古りているのに、今の世に立派に通用する言葉が多い。
一度お読みになったら如何か、敢て推薦をする。昭和63年、文芸春秋刊。
23・5・9
最近、菊池寛の「話の屑籠と半自叙伝」をぽっぱっ読んでいる。何分541ページもある本なのだし、話の屑籠は日記体で文章も少しづつ切れているから一気というわけにはゆかない。
文体は漢文調で簡潔で好きであるが、それよりもかいていることは作家であり、珍しく実業家肌の氏の言いたいことを書きなぐっているので、面白い、もう60年以上も年古りているのに、今の世に立派に通用する言葉が多い。
一度お読みになったら如何か、敢て推薦をする。昭和63年、文芸春秋刊。