23・4・3

 今日、都知事選立候補者四の討論を聞いていたら、原発の在廃が議論の一つの中心となっていた。各人がどう言ったか、はここに記さない。

 原発が危険なものであることは、スリーマイルでも、チェルノブイリでも、そして今回の福島原発でも実佂されたが、それでは今後日本では原発を作らない政策をとるべきか、否かが問題である。

 フランスは殆んど電気は原子力に頼っているではないか。中東の産油国でも将来に備えて原発の取入れを策していることも知っている。フランスは地震がないから、日本と事情は違う、それも本当である。

 しかし、いろいろある石油代替エネルギーのなかで、やっぱり原子力発電は捨て難いものであると思われる以上、国の方法としては原発を捨てることなく、ただし、今回の事態にも顧慮し、原発の安全性、立地については、よく対策を考え、実施するとの前提に立った上で、事故の再発は未然に完全に防止することとして、新規建設も進めて行くというのが、とるべき道ではないか、と思う。