23・3・13
朝刊、TVは災害報道一色で時間が経つにつれ被害の大きさが明らかになって来た、アメリカが空母を派遣するなど諸外国からの救援申出が続出し、自衛隊もフル活動の状況である。道路がダメになっているところも多く、ヘリの活躍が待たれるが、数が不足しているようだ。
孤立している部落や建物も多く、先ず食料、水、毛布などの緊急補給が重要となっているが、どうも不十分らしい。災害対策はどこの市町村、県でもやっている箏であるが、こんな大規模な災害となると手に余るらしい。普段からの対策を考え直さなければならない。
一番困るのは福島の1号、2号の原発で放射能漏れが起きたことである。専門家の解説を聞いても充分わかったとは言えないが、装置に不備があったことは明らかなようである。
将来の原発設置に大きな影響を与えるだろうし、世界的にも原発の役割に疑問を抱かす恐れがあるだけに、故障の原因を究明し、天下に公表し、理解を得るようにしなければなるまい。
停電しているところが少なくないようであるが、電力に頼り切りの生活をしているだけに、その電力の供給がストップしたとなると途端に物すごく不便になるのは当たり前であるが、電力の安全供給についても、もっともっと検討が必要だと思う。応急物資の貯蔵についても市町村単位などではなく、国全体として統一的な対策準備を考えておかなければならない。地方自治もいいけれど、広域的な配慮がどうしても必要な場面も少なくないので、その辺の基本方針もよく考えておかなければなるまい。