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3月6日(朝)付けの読売新聞で安倍編集委員が民主政権迷走の理由として次の三つを挙げている。
第一、 野党気分がいまだ抜けないこと。
第二、 現実を脇に置き、理念が先行すること。
第三、 政治主導の意味をはき違えていること。
いずれもごもっともと言わざるをえない。
それに何と言っても閣僚を初め、いわゆる政務三役も経験、知識が不足で、言動が軽々しく重みがないように見える。何か問題が起きると簡単にその時の感覚で物を言って、あとで取り返しがつかないようになる、といった例が少なくない。
知識と経験の深い事務方の意見を絶えず吸収して、将来も見詰め、一旦決断したら滅多にぶれないという姿勢が何よりも大事だと思う。でもまあ民主党がそういう体たらくだから、ある意味では自民党も有難いと思っているのではないか。然し、野党だから仕方がないは面あることは重々わかるが、自民党もその政策をもっと明らかにする必要はあるので、徒らに敵失ばかりあてにしているようでは民心を掴むことは、これまた出来ないように思うが如何。