米倉経団連会長は221日の記者会見で23年度の予算や税制改正関連法案の国会審議が難航していることについて、国会議員は税金を払っている国民のために何もしていない、給料泥棒のようなものだと厳しく批判した、と傳えられている。

 その気持はわからないでもないし、審議を進めるべきだとは思うが、何が何でも給料泥棒とはいささか言い過ぎではないか。

 民主党の16名が先頃会派を離脱したことについても無責任極まる状態だと指摘した、という。確かに、私も、党籍は残したまま会派を離れるというのは、何だか納得がいかない珍プレーだとは思うが、そう財界のトップから文句をつけられる筋合いでもない、と思った。

 ともあれ、米倉発言については、不愉快に思った人が少なくないと思う。発言はも少し慎重にすべきではないか。反省を促しておく。