中国の今年7~9月期の実質GDPが前年同期比で9・6%増えたという。人民元相場の上昇で国内には投機資金が流入しており、中国経済はインフレや不動産バブルを防いで安定成長の軌道に乗れるかを探る局面に入ったという。

 消費者物価は9月3・6%上昇したというので、インフレはなお警戒中だと言う。

 米国などは、中国の貿易黒字の拡大に不備を募らせており、人民元相場を切り上げるように圧力を強めているとのことである。

 中国のGDPは既に日本を上回っているが、この調子で行くと、差はさらに大きくなって来る。それだけに問題になるのではないが、日本の景気がどうなるのか、焦りを覚える。

 菅政権は速やかに対策を進めるべきである。


22・10・22