今日体育の日、久しぶりに青空となった。晝、知人の長男の結婚披露宴に家内と出席した。都内のホテルで4百人近い出席者で大きな会であった。そこで、私が新郎側の主賓として挨拶をした。
何べんしてもこの種の挨拶は気を使うもので、長すぎると嫌われるし、余り短くてもそっけないように見えるし。固くるしくてもいけないし、といって余りくだけてもいけない。前の晩から考えているのだが、つい忘れてしまう文句もある。といってペーパーを持つのも恰好悪いと、いろいろ考えるのである。
しゃべる言葉にいくつかのパターンは考えている。
1つは、夫婦は一体というけれど、生まれも育ちも違う男女が結ばれたので、そこはただ相手に合わせるようにムリをしないで、お互いに仲のよい友達のような気持ちを持っている方がいい、ということ。
1つは、夫たるものもの少事争わず、大事争うべしという気持ちを持って欲しい。小さいことは少々気に入らなくても、奥さんに委せておく。その代わり人生の岐路に立つような場面では夫婦間でとことん話し合って決める、という趣旨である。そこで、私は、1つ余計なことを言う。ちなみに家内は旧姓庄司(しょうじ)葉子と言いますと。そこで笑いとなる。
今日はそれを言わなかった。前置きがちょっと長くなったからである。
私どもの年輩になると、知っているのは父親とその仕事であるが、余り会社の宣伝になっては白けるし、といって何も触れないわけにもいかない。そのへんのかねあいが微妙である。
22・10・11