10月4日は104をいわしと読み「いわしの日」とし、私が会長をしている「いわし食用化協会」主催で毎年松坂屋銀座店でいわし料理の会を開いている。今年で第21回目である。

 そもそも以前はいわしが450万トンも捕れた年があって、殆んど飼料や肥料にまわされていたが、DHAやEPAなどの成分が含まれているいわしを出来るだけ人間に食べて貰おうということで、いわし食用化協会が発足したのである。

 いわしはその後、何が原因かよくわからないが、急速に捕れなくなり、まいわしで一昨年は1・8万トン、昨年は4・2万トンという少ない漁獲量であった。今年はやや良くて9月末4・4万トンとなっているが、一頃の域には到底達していない。それだけに食用として食べられるように、おいしい料理法をさらに工夫して貰いたいという気持ちである。


                                   22・10・4