米国の「GPS」(全地球測位システム)と欧州連合が開発中の欧州版GPS「ガリレオ」の運用が一体化されるという。米国務省が7月30日、両システムの相互運用の確保についてEUと合意したと発表した。相互補完効果で、サービスの利用範囲や精度向上が期待できそうだという。

 GPSは、初めの頃より最近は大分利用し易くなって来た。個人のドライバーはもとより、都会ではタクシーなど、これがなくては商売にならないだろう。地図が分からなくても、住所番地、電話番号などでもパッと答えの位置を出してくれるから便利なものだ。

 しかし、現在わが国のGPSは、必ずしも十分とは言えない。何だか知らないが遠回りの道が出て来たり、近所までは案内してくれるが、目的のスポットには届かなかったりする。

 GPSのせいだとばかり言えないが、もっと精度を高くなってくれればよいと思う。

 今回のGPSとガリレオの運用の一体化は、こんな私どもの要望に応えるものではなく、もっと全地球的に航空機や船舶のナビゲーションにとって便利なものとなることに意義があるのだろうか、いずれにしても結構なことである。


                                   22・7・31