今年度から小6・中3対象の全国学力調査を従来の全員参加から抽出型に変えたことについて文科省が全都道府県の教育委員会にアンケートをしたところ、7割の教委からもとの全員参加型がよいと回答があったという。

 そもそも全員参型の学力調査が地域間の点数競争の場になっているとの批判を考慮しての改訂であったが、やはり各自治体が取り組んできた学力向上策の効果を検証するためにも今まで通りの細かなデータがほしいという意向もあり、再び全員型に戻すかどうか検討が行われるようだ。

 この種の調査がとかく一部の関係者の側から競争激化などを理由に批判されているようであるが、私は、そんなことに配慮は不要であると思っている。


                                   22・7・18