昨年の育児休業の取得率は、女性が85・6%で、前年度より5ポイント減ったが、男性は前年度より増え、その増加率は、前年度比0・4ポイントで1・7%であった。

 男性が育児休業を取り難いのは、仕事の関係も無論あるが、とかく女房の出産に男が休んでは恰好が悪いというような気分も手伝っている。これは急には改められないが、もっと育児休業をとることを奨励し、周囲もそれを暖かい眼で見てやれるような運動(?)が必要だと思う。少子化対策は何としても進めなければならないが、夫の育児休業が増加することもその有力な対策と思って貰いたい。