政府が月内に策定する新成長戦略に盛り込む経済財政の基本方針によれば、デフレ脱却に向け、国内総生産(GDP)のデフレーターでみた物価上昇率を2020年度までの平均で1%に引き上げることを目標とすることとなった。デフレ克服を金融面で後押しするため日銀に最大限の努力を求めることも明記したという。
インフレ目標率を設定することについて、今まで、日銀は全然とり合わない態度を示していたので、今回の決定は、その方針の転換と受けとめ歓迎したい。
今、日本の経済は上方へ向ってスパイラルを描くことが求められているので、その意味において今回の新成長戦略の決定を評価する。