国家公務員の天下りを禁止したので辞めるものが少なくなるから、新規採用を半分にすると指示したという。詰まらぬことを言うものだと思う。

 私は、公務員でも会社員でも基幹職員とそうでないのに分かれることは止むをえないし、又、必要だと思う。最初に採用の際に決めてしまって、動かさないというのは行き過ぎだし、仕事をし、年を重ねて行く間に入れ替えるのは当たり前だし、又、そうなくてはならないが、やはり基幹となる人材は然るべき職場で責任を持たして、育てて行くことは絶対に必要である。

 ハッキリ言えば、基幹職員、エリートと言ってもいいが、それは減らすべきではなく、毎年コンスタントに一定数を採って行くべきで、人員の調整が必要となれば、基幹職員以外で行えばいいと思っている。いい公務員を確保しなければならない。公務員は大なり、小なり権力を持っているだけにいい人になって貰わなければ、国家、国民の不幸である。


                                    22・6・8