三大政党制のお手本と言われていた英国に5月6日行われた総選挙で第一党に復帰した中道右派・保守党のデビット・キャメロン党首は第三党で中道左派の自由民主党との間で、第二次大戦後初となる連立政権を発足させた。三大政党制の転機である。わが国はどうか。
今の情勢のままでは、近づく参議院の選挙で、いずれの政党も過半を制することにはならないような気もする。参議院で法案を通すには、いずれにしても中間の少数政党の手を借りることになるだろう。もっとも、衆議院の態勢が変わるわけではないから、民主政権は動くことはない。ねぢれとも言えない不安定な姿となる懼れがある。
22・5・17