民主党が「高速料金無料化」をマニフェストすると聞いて、その愚を説き、強く反対した。
地球温暖化対策が急務とされる当世、今よりもタダで長距離をガソリンを撒き散らすような政策は全く戴けないし、まだまだ建設を続行しなければ高速道路建設の目的が果せない路線もいっぱいあるのに、タダにした通行料金料を埋め合わせるのに税金を投入するという案は全く意味ない、としか考えられなかった。
どうしても高速料金を安くしたければ、全体に1、2割か3割でも下げるのも一案と考えていた。
しかも、その後、各地で捲き起こった高速道建設を進めようという要望に応えるため、その財源を無料化補てんのための財源から捻出しろと言う。そうとなれば、無料化の計画は大幅に修正せざるをえないではないか。というと、今度は全国のトラック業者が大挙して反対を叫ぶ。ではどうしろと言うのか。
前原国交大臣が二律背反と言ったのは至言である。
重ねて言う。私は、現行高速料金を安くする必要はないと思うが、強いて下げたければ何割か一律に下げるだけでよい、と思う。
ゴールデンウィークは言うまでもなく、休日1000円などでどんな大渋滞を招いていたか、だけ考えても、無料化案は意味ないと思う。
22・5・1