存在するものは合理的なものだ、など敢て言わないが、失礼ながら知識も経験も不充分な人達が切れない包丁を振り回しては、切られる身にも辛かろう。

 それに、公開とあっては、大向を意議する勇ましい議論がその場を支配する気味があるが、この仕分けもその咸がある。

 それにコスト・アンド・ベネフィットと言うが、もうからなくても大切な仕事―例えば基礎研究―だから国が支援する意味があるので、そんなに儲かりそうな仕事は民間に委せた方がいい、というのが一つの考え方である。            

                                 

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