3月23日の朝日新聞によると、創業設立から100年以上経つ100年企業は帝国データバンクのデータベースに収められている営利法人118万8474社のうち1.6%の1万9518社に上るといわれている。200年以上の企業は938社、300年以上は435社ということで、日本最古の企業は大阪四天王寺の建造、修復に関わってきた金剛組で、578年、聖徳太子に百済から招かれた宮大工の1人が創業したといわれている。おそらく世界最古の企業ではないか。

 100年企業にはどんな種類があるかというと、帝国データバンクの分類では、清酒製造、酒小売り、呉服、服地小売りが上位を占めている。とくに、清酒、しょうゆ、みそなど昔から伝わる発酵技を生かした製造業が目立って、最古の蔵元は1141年創業の茨城県笠間市の須藤本舗である。