石原都知事は惜しくも五輪招致で破れたが、再挑戦への思いを語っている。あれだけ熱を込めて準備もし、成算もあった筈の五輪招致が実現できなかったことの原因はいろいろあるだろうが、私は、何と言っても一度も五輪大会を開いたことのない南米で五輪をという呼びかけが多くの国の共感をえたのかなと思うし、いやいや、そんな簡単なものではないので、IОCの委員への働きかけはとても東京の比ではなかったという声も聞く。
それはともあれ、五輪招致への再挑戦は大賛成である。今から四十六年も前の東京オリンピックの時、私は、主計局で文部担当の主計官をしていて、陸上競技場を初めとする各競技施設の整備、選手村の建設など直接的な施設整備は当然として都内の高速道などのインフラの整備に巨額の金を使ったが、世の中が明るくなったようで活気がついて来たと感じた。時にお祭りもいいので、失われた十年とかいって沈滞している空気をわっとカキ回す効果も期待していいのではないか。
皆さん応援して下さい。
21・12・28