中国広州のモーターショーが十一月二十三日の報道公開で始まった。中国は、今や世界一の自動車市場となると言われるだけに、十一月上旬まで開かれた東京モーターショーでは出展を見送った欧米大手も顔を揃えて出展をしているという。重要度で東京を越えたという声が出ている程である。
展示面積は東京の三倍と言われ、東京のモーターショーは、北京、上海だけでなく、広州にも抜かれたとあっては、情けない気もするが、中国の旺盛な自動車需要が十三億の人口と年率一〇%前後の猛烈な勢いで伸びているGDPを背景に考えれば、致し方ない変化とも思える。
こうなれば、欧米の自動車メーカーに負けないように日本の自動車メーカーに頑張ってよと声援を送るのが精一杯かも知れない。とにかく気落ちしないで頑張って貰いたい。