民主党の小沢幹事長は官僚答弁は禁止と明言していた。どうなることか、面白い見ものになると委員会での質疑応答の成り行きを期待していたのに、この度は一転して二十七日招集の臨時国会では、官僚答弁も容認するという考えを示した。馴らし運転のためとか。
何のこったか、よくわからないが、多分、各大臣あたりから苦情が出たのが原因かと思う。そりゃ、ぽっと出の大臣が官僚の介添えなしで、海千山千の自民のベテラン議員の質問にまともに太刀打ちできるか、余計なことながら案じていたが、果たして変ったか、である。
今回限りと言うが、そんな二、三ヶ月で大臣の訓練が出来るとは思われないので、多分、これからも当分、馴らし運転と称して官僚答弁が続くのではないか。
技術的な問題、過去の経緯、事務的な数字の説明などについても官僚答弁はダメだなど言う必要は全くないと思う。小沢さんも事態がわかって来たのではないか。拘わらない方がいいと敢て忠告する。