長妻厚労相が今月二十日大臣室で局長級以上の幹部を集め、就任後初めて昼食に共にしたが、弁当代として出席者から五〇〇円ずつを徴収し、大臣室の入り口でレシートを渡したという。

 弁当を食べるくらいの金は庁費の中から払えるようになっているし、こんなケチることに気を配るようであっては、大事な政策審議が却っておろそかになるのではないか。物事はほどほどが良い。

 昔、税務署員が調査に行った際、紅茶はいいがコーヒーはダメという通達を大阪国税局が出したことを思い出した。あれは、税務者と納税者との関係だから、まだわからないでもないが、今回の弁当代徴収は噴飯物である。

 第一、長妻厚労相は年金以外のことについてはことごとく判断も出しかねて検討中、検討中。迷走しているようにマスコミが伝えているが、本当だろうか。