サントリーホールディングスは十月二十日、世界で初めて開発した青いバラを来月三日から発売すると発表した。「アプローズ」と命名。英語で喝采を意味する。ただし、一本二〇〇〇円~三〇〇〇円を想定。

 昔、学生の頃読んだケラーの小説に「白バラを赤いバラに変えん術は、ガラテアにキッスせよ。顔赤らめて打ち笑まん」という一節があったことを思い出した。

 写真で見る青いバラは、何だか紫色で今一つ青いという感じではないが、まだ青味が足らないのだろうか。

 いずれにしても花は良い。美しいし、余計な口をきかないから。