松下幸之助さんが「本物の政治家」の育成を目指して設立した政経塾は創立三〇年。今回の民主党の閣内に八人を送ったという。八人とは前原、原口両大臣と副大臣四名、政務官二名である。

 松下さんの念願が叶ったと見るべきか、まだ足らないというのか、わからないが、一つの目的を達したと見ていいのではないか。

 ただ、この塾出身者が相互いに親しくするにはいいとして、徒党を組んではおかしいと思う。もっとも、そんなことにはならないのかな。松下村塾とは違うか。