全国世論調査で谷垣総裁に期待するとの回答は四〇%、期待しないが五五%と半数を越えたという(十月十九日、毎日・朝)。
谷垣氏はなかなか誠実な印象を与えるし、律儀な人のように見えるが、さて民主の風に打ち向って戦って行く党の代表としては、いささか羽い感じを与えているのではないか。
この上は、官僚には答えさせないという民主党の大臣諸公に向って思い切り政策問答をやってキリキリ舞いをさせるぐらいの攻撃をしたらどうか。幸い、自民党は若手を数多く失ったが、経験豊かな大ベテランが生き残っている。元首相なども質問の先頭に立ったら如何。世人の目を向けさせる場は、何と言っても国会の委員会である。