八ッ場ダムの建設工事をストップするという。前原国交相は中止を宣言してから、地元と懇談しようと言ったが、それはおかしいと地元は反発、懇談会に代表も送らなかった。当たり前である。

 八ッ場ダムの効果について残念ながら手元にそれを実証する資料を持っていないが、そもそもそんなに治水などの効果ないようなものなら、何故巨費を投じて建設を決定したのだろうか。単に公工事業費を地元に垂れ流すために建設を開始したとは常識では考えられぬ。

 計画当初と気象その他の条件が変ったので、昔どおりの効果が期待できないというのなら、その根源となるデータを示すべきである。

 火事がなければ消防ポンプは無用の長物である。しかしいつも使われていないからと言って、消防ポンプは不要だとは言えないではないか。

 台風による洪水が起きて、あわてて、やっぱり必要だったのだというようなことを言っても、間に合わぬ、のである。