IMF(国際通貨基金)が十月一日発表した世界経済の見通しは次のとお
り。
IMFの経済成長率の見直し |
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2009年 |
2010年 |
世界 |
▲1.1(0.3) |
3.1(0.6) |
日本 |
▲5.4(0.6) |
1.7(0.0) |
米国 |
▲2.7(▲0.1) |
1.5(0.7) |
ユーロ圏 |
▲4.2(0.6) |
0.3(0.6) |
中国 |
8.5(1.0) |
9.0(0.5) |
インド |
5.4(0.0) |
6.4(▲0.1) |
ブラジル |
▲0.7(0.6) |
3.5(1.0) |
ロシア |
▲7.5(▲1.0) |
1.5(0.0) |
(注)単位%、▲はマイナス、カッコ内は 7月予測からの修正幅、単位はポイント |
二〇〇九年日本は少し改善されて五・四%のマイナス、二〇一〇年は一・七%のプラス。いずれにしてもこの表ではロシアを除き最低である。これでいいのか、を問うべきである。せめて、二〇一〇年は世界の三・一%ぐらいまで加速させたい。どうすればよいか、である。財政出動も止むをえまい。が、どうして、どこに、いくら使うのか、が問題である。この際、それは、中途半端では意味がない。思い切ってするべきである。