東京はオリンピックの招致運動に破れた。その原因について連日いろいろ取沙汰されているが、今のところ石原知事の責任を問う論調はそれほど見かけない。石原知事も精一杯やったという認識があるからだと思う。とにかく二〇二〇年に向けて、もう一度準備をするように東京都に望みたい。
かつてオリンピックを主催して、どれだけ効果があったか、というと直ぐ何兆円何千億円の得というふうに、経済的な利害だけを問題にするが、そんなことよりも、オリンピックを東京で再度開くといえば、何となく夢があるではないか。何だか、このところ暗い話ばかり多いような気がしてならないので、そういうムードを払拭するためにも東京は勝って欲しかった。が、仕方がない。次の二〇二〇年を狙うさ。