藤井財務相は九月二十四日午後(日本時間二十五日未明)ガイトナー米財務長官と初めて会談した際、「他国のような通貨安定政策には反対で、円もそう対応することを申し上げた」と会談後の記者会見で話している。そのため、円高は進み、二十五日九十円を下回るレートも出現した。

 そのことのよしあしを言う前に、藤井財務相が何故ここまで踏み込んだ発言をしたのかはよくわからない。余計なことを言ったと思う。財務相の発言は大事ということによく思いを致して、財務省が行動の自由を失わないようにして貰いたい。お蔭で株価は輸出株を中心に大幅な値下りである。