九月二十八日行われた自民党の総裁選では、大方の予想通り谷垣候補が河野、西村両候補を破って当選した。第一回の投票で過半数を制したのは、やはり自民党員の多くは、まァ経験などから見ても他の二人よりいいし、考え方も穏健な党首の方がいい、と考えたのではないかと思う。

 それに何といっても、この度の総裁選は今までのように総裁即首相となる選挙でないだけに熱が入っていないかったことは、党員の投票率にも現れている。

 この上は、貧すりや鈍すると、いうことにならないように、せいぜい民主党と張り合い、矛盾だらけの民主党の政策をとことんまで突きまくって、先ずは、来年の参議院選で勝てるように努力して貰いたいし、それを期待している。